大切な人の様子がいつもと違うと、「早く病院へ行ってほしい」と焦ります。けれど、正しさだけで押すと本人が責められたように感じることもあります。診断を当てるのではなく、心配している事実を一緒に確認するところから始めます。
診断名ではなく、見えている変化を伝える
「うつ病だと思う」ではなく、「眠れない日が続いているね」「食事がほとんど取れていないのが心配」と、実際に見えている変化を言葉にします。
本人の弱さや性格の問題にせず、「あなたを責めたいのではなく、少しでも楽になる方法を一緒に探したい」と目的を添えると、受診を罰のように感じにくくなります。
大きな決断にせず、選べる形にする
体調が落ちていると、病院を探す、電話する、時間を決めるという一つひとつが大きな負担になります。全部を代わりに決めるのではなく、どこを手伝ってほしいかを短く確認します。
- かかりつけ医へ先に相談する
- 精神科・心療内科の候補を二つほど一緒に見る
- 予約の電話だけ支える側が手伝う
- 本人が望むなら初回に付き添う
断られたときは、関係を切らずに次の接点を残す
その場で受診を断られても、何度も説得を重ねると会話そのものが苦しくなる場合があります。「今日はここまでにするね。明日また体調を聞いてもいい?」と、次の接点を残していったん止める方法もあります。
支える側だけで医療機関や地域の相談窓口に相談できる場合もあります。本人の情報をどこまで伝えられるか、医療機関から何を聞けるかは状況によって異なるため、まず窓口に確認します。
安全が心配なときは、説得より安全を優先する
自傷や自殺をほのめかしている、意識や受け答えが普段と明らかに違う、生命に関わる危険を感じる場合は、通常の受診予約を待たず、主治医・医療機関・身近な家族・緊急時は119などにつないでください。
参考にした公的情報
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