仕事に悩み、転職を繰り返していた僕の転機は、今の妻との出会いでした。うつ病をほとんど知らなかった僕が障害福祉の仕事へ入り、就労移行支援、就労継続支援B型、放課後等デイサービスを経験して、3年で統括マネージャーになるまでの記録です。
QUICK ANSWER
障害福祉の仕事は、未経験からでも始められる?
未経験者や他分野から転職する人もいますが、応募条件は職種と求人ごとに異なります。僕は未経験で同一法人へ入り、三つのサービスを経験して3年で統括マネージャーになりました。これは一例で、同じ期間や昇進を保証するものではありません。
TAKEAWAYS
この記事で分かること
- 福祉未経験から同一法人へ転職し、3年で統括マネージャーになった一例
- 就労移行支援・就労継続支援B型・放課後等デイサービスで経験したこと
- サービス管理責任者として配置された経験ではないこと
- B型で本人の希望、地域連携、スタッフが働きやすい環境を大切にした理由
- 役職や成果は再現を保証できず、求人ごとの仕事内容と条件を確認する必要があること
妻との出会いから、障害福祉の仕事へ
妻はうつ病を抱えていました。当時の僕は、うつ病についてほとんど何も知りませんでした。付き合っていくなかで、本人にしか分からない苦しさがあること、近くにいる人にも迷いや不安が生まれることを知りました。
「障害とは何だろう」「支えるとは、どういうことだろう」。そう考えるようになり、未経験から障害福祉の仕事へ転職しました。
知識も経験もないところから始まった
入職後は、同じ法人で就労移行支援、就労継続支援B型、放課後等デイサービスを経験しました。制度や請求業務を覚え、スタッフ教育や運営指導への対応にも携わりました。
分からないことは確認し、必要なことがあれば、まず自分が動く。その積み重ねで任される範囲が広がり、入職から3年で複数事業を見る統括マネージャーになりました。
ここで誤解のないようにお伝えすると、僕はサービス管理責任者として配置された経験者ではありません。法人内の統括マネージャーとして、事業運営、スタッフ教育、請求、制度、運営指導対応などに携わってきた立場です。
就労継続支援B型で、1年間に取り組んだこと
就労継続支援B型に携わったある1年間で、利用相談や通所、平均工賃に変化があり、就労を希望していた利用者さん2人が一般就労へ進みました。同じ期間には、対象となる正社員の退職はありませんでした。少人数の一職場での結果で、施策との因果を検証したものではありません。
これは僕一人の成果ではありません。利用者さん、スタッフ、法人全体で積み重ねたチームの成果です。
- 特別支援学校や地域の相談支援機関と連携する
- 学校や関係機関を訪問し、事業所の支援内容を説明する
- 長期休暇中の実習を受け入れ、本人が事業所を確かめる機会をつくる
- 工賃作業の種類を増やし、選べる幅を広げる
月1回の面談で、利用を始めた後も見直した
新しい利用相談を増やすだけでは、安定した運営にはつながりません。すでに通っている利用者さんが、安心して継続できる環境も必要です。
そこで月1回の面談を行い、本人の希望や通所するうえで困っていることを確認しました。あわせて工賃作業の種類を増やし、体調や得意なことに応じて取り組める選択肢を広げました。
大切にしたのは、就労を希望する人にとって、就労継続支援B型が次へ進むための一つのステップにもなれることです。すべての人に一般就労を求めるのではなく、B型で長く働く選択も尊重し、本人の希望に応じて支援しました。
短期的な売上より、本人の希望を優先した
利用者さんが就労へ進めば、事業所の利用は終了します。短期的には利用者数や売上が下がることもあります。それでも、本人の希望が実現することを優先しました。
こうした取り組みと同じ時期に、学校や関係機関からの紹介や利用相談も増えました。複数の要因があるため、特定の施策との因果は断定できません。それでも、本人の希望を中心に置く姿勢を続けることが、地域との信頼を考えるうえで大切だと感じています。
正社員の退職者0人。その背景にあったこと
利用者支援を良くするためには、支援するスタッフが安心して働けることも欠かせません。僕が心がけたのは、感情的に怒って人を動かすのではなく、まず話を聞くことでした。
スタッフ一人ひとりと面談し、困っていることや、仕事でやってみたいことを確認しました。目標を一緒に決め、実現できることはすぐ行動に移しました。
- 希望するスタッフにSNSの運用を任せる
- 座席や物の配置を見直す
- 曖昧だったルールを明確にする
- こまめに声をかけ、小さな不安や困りごとを拾う
- 大変な仕事や難しい対応は、自分が先に動いて方法を共有する
運営指導で学んだ、書類を整える大切さ
統括業務の一環として、運営指導の対応にも携わりました。運営規程の記載について修正事項があり、内容を確認して対応しました。
適切な支援に加え、制度に沿った書類や表記を整える必要があります。指導された内容を正しく受け止め、すぐに改善する姿勢も、運営を担ううえで必要だと学びました。
仕事への向き合い方が変わった
以前の僕は、仕事に迷い、転職を繰り返していました。妻との暮らしを通じて障害について学びたいと思い、未経験で障害福祉の世界へ入りました。もっと理解したい、支援を良くしたいという気持ちが、仕事を続けるモチベーションになりました。
制度を学ぶ。数字を見る。スタッフの話を聞く。すぐに行動する。難しいことほど自分が先にやる。その積み重ねが評価につながり、やっと「自分がやりたかった仕事」に出会えたと感じています。
大切な人を支え続けるには、気持ちだけでなく、支える側の暮らしや仕事、お金の安定も大切です。だから今後は、うつ病の妻との暮らしに加えて、障害福祉で働くこと、キャリアを築くこと、生活を支えるお金についても発信していきます。
未経験で転職を考えるなら、仕事内容から確かめる
障害福祉には、未経験者や他分野からの転職者もいます。ただし、必要な資格、担当業務、勤務時間、記録や請求、運転の有無などは、職種と求人で異なります。
「福祉だから自分に向いている」「資格がないから働けない」と先に決めず、興味のあるサービスと職種を調べ、求人票、見学、面接で実際の仕事内容を確認してください。
SUMMARY
この記事のまとめ
- 障害福祉には、未経験者や別分野から転職する人もいます。応募条件は職種と求人ごとに確認します。
- 僕は妻との出会いをきっかけに未経験で転職し、同一法人で三つのサービスを経験しました。
- 3年で法人内の統括マネージャーになりましたが、誰でも同じ期間で昇進できるという話ではありません。
- 利用者本人の希望、スタッフとの信頼、関係機関との連携を、運営の数字と同時に大切にしてきました。
- 僕はサービス管理責任者として配置された経験者ではありません。統括として運営・教育・請求・制度・運営指導対応などに携わった立場です。
最後に|僕にとって、障害福祉は続けたいと思えた仕事でした
僕は転職を繰り返していましたが、妻との出会いをきっかけに障害福祉へ入り、初めて自分が続けたいと思える仕事に出会いました。それは、3年で役職に就いたからだけではありません。利用者さんやスタッフと話し、困りごとを一つずつ変えていく仕事に意味を感じたからです。
同じ仕事が誰にでも合うとは限りません。まず仕事の内容を知り、自分が大切にしたいことと合うかを確かめてみてください。
FAQ
よくある質問
障害福祉の仕事は未経験でも応募できますか?
未経験者や他分野からの転職者もいます。ただし、資格が必要な職種と、求人によって無資格・未経験から応募できる職種があります。募集要項と事業所へ確認してください。
3年で統括マネージャーになれる仕事ですか?
僕は同一法人で経験を重ね、3年で法人内の統括マネージャーになりましたが、個人の一例です。役職、評価、期間、給与は法人の体制や本人の経験で異なり、同じ経過を保証するものではありません。
サービス管理責任者を経験してから統括になったのですか?
いいえ。僕はサービス管理責任者として配置された経験者ではありません。統括マネージャーとして、事業所運営、スタッフ教育、請求、制度、運営指導対応などに携わってきた立場です。
どの障害福祉サービスで働いた経験がありますか?
同一法人で、就労移行支援、就労継続支援B型、放課後等デイサービスを経験しています。各サービスは対象者、目的、職員の役割が異なります。
B型での取り組みは、さっつん一人の成果ですか?
いいえ。利用者さん、スタッフ、法人全体で積み重ねたチームの成果です。また、一職場の一定期間の結果であり、同じ取り組みによる成果を保証するものではありません。
参考にした公的情報
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